加州清光×和泉守兼定 刀剣保存プロジェクト(2020年5月5日 更新)


2020年1月11日〜
東京都多摩地域の神社に御縁を賜り、5振の刀剣を発見する事が出来ました。
現時点で内2振は『清光』『和泉守藤原兼定』と在銘。
時代を越え、現在ここに確かに顕れた刀剣たちはボロボロ。
しかし錆び方にも欠け方にも意味があることを真摯に受け止め、「復元」や「写し」ではなく、歴史を証明する史料として後世に託すべく「保存」と「修復」に挑戦開始!

2020年1月17日〜
発見届、発行。
発見地である青渭神社側に再安置(或いは奉納という手段)を申し出るも、元々認知していない物で合った廃棄品に紛れていた都合と、(武者所に)大変な御縁がある御刀ですと仰って下さり、正式に所有権を得て今後の手続きを進めることに。

2020年2月15日〜
令和元年度 東京都銃砲刀剣類登録審査会にて、全5振の登録合格。

日本刀として本物であり、有名刀工と思われる銘が刻まれ、そして由緒正しい神社発だとしても、これまで未発見扱いで由来書も口伝なども明確でない以上は“謎の刀”です。
刀そのものとしての価値を鑑定するには、錆を落とし研磨する必要があるとの事ですが、そもそもこれらの刀剣は錆も刃こぼれも酷く、その研ぎに耐えられる使用限界を超えてしまっているのではないかというジレンマ。

しかし、それらの発見状況と明らかに使用済みな状態を鑑み、これらのロマンと現実的な記録と保存のための意見を多くの方々に頂く機会に繋げる施策として、現状を超精密な3Dデジタルアーカイブ化してから、修復を試みる様子を公開する企画を発案し、多くの技術系企業様から直接協力を得ました。

奇しくも折から猛威を振るう新型コロナウイルスによる外出自粛状況下、WEB上で世界中の方々に御覧いただける機会の創出という事で、クラウドファンディング会社CAMPFIRE様に『新型コロナウイルスサポートプログラム』枠として採用いただけました。


2020年4月11日〜22日
『加州清光×和泉守兼定 刀剣保存プロジェクト』と題し、クラウドファンディング施策を一般公開。
しかし、早急過ぎた制作内容から情報の錯綜と表現の誤解を招き、結果として多くの方に混乱と不快を与えてしまった事を反省。
奉納公開施策についても、諸般の事情から対応を協議し、中止を決断致しました。
期待して支援を申し出て下さった皆様、ご迷惑をおかけした方々、大変申し訳ございませんでした。

スタッフの心身や時間、費用的損失は大きなものでしたが、様々な方の意見を伺う機会の創出が叶っての結果だと規定すれば、このクラウドファンディング中止も意味があったと前向きに考えております。

『加州清光×和泉守兼定 刀剣保存プロジェクト』は、クラウドファンディングによる支援受付という施策を断念しましたが、『歴史を証明する史料として後世に託すべく「保存」と「修復」に挑戦!』という初心に変更はありません。

とても嬉しい励ましの言葉や今後の可能性について意見も頂きました。

何ヶ月、何年…何十年先になっても見えない不毛な挑戦かも知れません。
それでも引き続き、この当企画専用ページにて進捗を記録して参ります。

 

2020年5月8日
PHP研究所様発行『歴史街道』6月号
特集1内に、当該日本刀のロマンの経緯が掲載されました。
燃えよ剣の映画化や新選組と土方歳三の特集記事内で光栄ですが、あくまで現状では「謎の刀剣」という事でミスリードを避けて頂けるよう慎重に編集して頂いております。