忍びの祭典、風魔まつり!

8月25、26日は、小田原城「風魔まつり」でした!
北条氏に仕えた風魔忍者の祭典です。

あっ、あちらには北条早雲公が!

北条早雲公:
我が小田原城 、本日は何やら二ノ丸が賑わうようだな。
風魔まつり、面白そうではないか。
久々にこの宗瑞(注1)、本丸から打って出てみるかの!
相州乱破(注2) 風魔党の活躍を見届けん!

 

シュタッ!!夏装束で降臨!!

忍びの祭典であるから、わしにも忍びの従者をつけよう。
くノ一お麗!

・・・は、上杉めの越後に潜伏させておる最中であったな。

・・・ふむ、どうしたものか。

「早雲公、お任せください!」

・・・ん??!

・・・?!
軍師お凛?!

「本日はわたくしがお麗さんの影武者を務めましょう」

お麗(左)に比べると脚のあげっぷりのキレがまだまだだが・・・
まぁ…良かろう。
忍術修行の場もあるようであるから、くノ一見習いとして共にくるがよい。

よし、視察じゃ!

こうして早雲公とくノ一見習いお凛は風魔まつりへ。

うむうむ。盛況であるな・・・
そして暑い・・・

文字通りお忍び視察とはいえ、我が直属たる風魔一党の祭典を見物するに、主君たるこの宗瑞、何の遠慮がいろうか!
よし、手っ取り早く、一番偉いであろう…この風魔一党を束ねる頭目『野人流忍術』の甚川殿に直接会ってくるわい。
案ずるな。わしとは数々の戦場を共にした、戦友じゃ♪

お凛「こちらですね!」

うむ・・・しかし頭目はここにはおらんようじゃな。
お〜い、頭目は何処じゃー?

甚川殿「これはこれは、早雲公!ご無沙汰しておりまする」

おぉ、おったおった。久方ぶりよの〜

・・・ぬぉ?!
ここはメインステージの上ではないか。
さすが頭目、忙しいのぅ…

…って、うっかりステージに出演してしまったではないか!
むむ!
お凛、ちゃっかりおぬしも登壇しちゃったのねー!?

お凛「いつもくノ一のお麗さんを見て忍びに憧れていたから、
甚川殿の忍び講座を間近で受けたくって~😆」

甚川殿「では、早雲公とお凛殿にもご一緒に忍術講座を盛り上げていただきましょう!
『風魔の真実に迫る! 忍者の真実、心得伝授』はじまりはじまり~!」

こうしてうっかりちゃっかりステージ出演しちゃった早雲公とお凛。
その様子は早雲公の曾孫 北条氏規・氏邦兄弟がバッチリ実況中継しておりました。


答えはかぎ縄!
手裏剣はお守りのために持っていたそうです。
これはみんな意外だったんじゃないかな?!


最後のクイズはオトリに引っかかる人続出!
忍者が使っていたのは「忍者刀」ではなく「打刀(うちがたな)」でした!
忍者ってバレたら意味ないので、周りと同じ刀を使うのがポイントということですな。

午後の部も忍者クイズは和気藹々!


そして、お待ちかねの忍術指南!

甚川殿「これにて任務完了でござる!」

うむ、甚川殿、さすがあっぱれであった!!

お麗の越後潜入も順調のようじゃ。よしよし。

それにしてもお凛の棒術はひどかった・・・
性能の悪いからくり人形のようであったぞ・・・

この会場にある忍術修行の場で、もう少し修行するがよい!

お凛「ぐぬぬ・・・行ってまいります!」

な、なんと・・・!
・・・的に刺さりもしなければ、当たりもしなかったことは、闇に滅せよ。

甚川殿「お凛殿・・・まさかここまでとは・・・」

お凛が一人前の忍びになるまでの道は険しそうじゃな・・・

お麗の方は・・・ん?!

なんと、お麗も修行じゃと?!
ふむ・・・
では二人とも、かの地へ飛ばしてみるか・・・。

ひょんなことから始まった軍師お凛の忍術修行は、
先輩くノ一お麗とのコンビ修行に?!
二人が飛ばされる「かの地」とは・・・。

つづく🌟


🍀北条マメ知識🍀
注1:宗瑞(そうずい)…伊勢新九郎盛時(=北条早雲)が出家後に名乗った名前。
「伊勢宗瑞」「早雲庵宗瑞」とも言われる。(→本文に戻る)

注2:相州乱破(そうしゅうらっぱ)…相州とは相模の国(現在の神奈川県の一部)のこと。
「相州乱破」は、相州で活動した風魔忍者たちの別称。頭目である風魔小太郎の異名ともされる。(→本文に戻る)


みんなも小田原で忍者に!

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風魔忍者を体験するんじゃ 歴史見聞館が変身 来春、PR施設が見参
東京新聞:神奈川(TOKYO Web)

お凛「一緒に一人前の風魔忍者をめざそう!」

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