武者の先駆けとして

やあやあ!

我こそは、武蔵国住人 日奉 平山 悪次右衛門尉 武者所 季重なり!

源氏方、豪の座 随一、ここにありー!

勇猛果敢そのものの坂東武者の中で、

さらに突出した勇将として数多の逸話が残る、平山季重。

武者の中の武者!

当代で“武者所”の異名を掲げられたことから言って、

本当に凄い武者ぶりだったんだろうと想像に難くない。

地元 日野市の英雄である。

日野市といえば創作品などの知名度から、

幕末に活躍した新選組の中心メンバー…

土方歳三などの出身地として著名であり、

市をあげてPRしている活動で、

昨今の歴史趣味界隈では浸透してきた。

このオブギョーがお奉行たる起源として、

この新選組周知活動の成果がある。

 

それはさておき…

郷土史家として歴史趣味人として、

調べれば調べるほど、土方歳三たち“最後の武者たち”は、

むしろ必然…運命的なまでに、ここ日野市で発生したのだと頷けるのだ。

 

創作モノのヒットに左右されがちな興味の矛先で、現代では新選組が人気があるように、土方歳三自信が生まれ育った頃にはきっと、郷土の先人にして武家政権建国の先駆け功労者にして幕府元老といえる平山武者所という存在は、絶対確実に現代より知名度が濃厚で、歳三のような地元の若者に多大な影響を与えたに違いない。

そして季重のみならず、さらにおそらく直接的に影響を与えたのは、平山氏の戦国時代。それこそ土方家の先祖である高幡氏麾下の三沢十騎衆を従えた戦国末期の頭首 平山氏重は、豊臣秀吉による北条征伐時に、北条方として日野・八王子・檜原にて徹底抗戦。

圧倒的に不利な状況下、坂東武者として最後の最後まで抵抗した記録が残っています。

…いますが、あまり知られてないというか、かなりマイナーな部類なのが残念でならない。

日野の歴史館では皆無、平山の図書館では薄く、檜原で活躍されてるリアル忍者の野忍さんたちすらご存知無かった。

 

土方歳三の戦ぶりと重ねて見えすぎてるのは、贔屓ゆえか。

創作モノが煽動しなければ、新選組も暗愚なヤラレ役でしか描かれないモブキャラであったろう。

武者所 季重、及び平山一族。

脚色抜きでも凄くかっこいい武者たちだ。

再評価…というか、まずは存在を示すところから始めねばというところか。

それが、畏れ多くも私“武者所”の使命であると思い込めるほどに、

今この地で活躍させていただけているのは、ありがたいことだ。

 

始まりの季重、終わりの歳三。

武士として生き抜いた、最初と最後を飾る英雄を輩出した日野。

 

今年は、さらにアプローチを柔軟に、カタチとしてグッズを開発してみた!

『平山季重まつり』2日前にして、一から製作中!(笑)

だが、本当に面白いものが出来そうですぞ!

チマチマ…

いざ!

10月15日は、平山季重まつり!!

どーーーーーん♪

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